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2007年09月10日 アーカイブ

2007年09月10日

麦焼酎

焼酎について今日はご紹介いたします。

まずは原料の麦について。
麦常駐の原料は大麦を使います。しかし、麦飯や麦茶などに使われている六条大麦ではなく、ビールの原料にも使われる二条大麦を使用しています。
この二条や六条は、穂に付く小花の並び方から来ているそうだ。
二条大麦は表面の殻が薄くて、六条大麦と比べて粒が大きくやわらかいだ。また、でんぷん質の含有率が高くて、たんぱく質が低いのが良質の大麦とされています。
二条は寒さに弱いため、西日本で栽培されることが多いだ。
焼酎はこの麦独特の香りを持ち、まろやかで甘味があり、また、淡麗で軽やかな風味が特徴だ。

焼酎の主な産地は大分県と長崎県の壱岐島が挙げられる。
大分県の麦焼酎は1970年代から急成長してきました。麦100%の麦焼酎が主流となっている。
減圧蒸留という製法で造られたくせがなく、ライトな口当たりが人気だ。
一方、壱岐の麦焼酎は歴史が古く、島の文化として定着しており、「壱岐焼酎」と呼ばれ、産地指定を受けています。
壱岐焼酎には厳しい決まりがあって、原料に米と麦を1:2の割合で用い、島内の水を使って仕込んで、島内で蒸留・容器詰めをしたものだけが「壱岐焼酎」と名乗ることを許されます。
米麹を使うことで味わいに幅と奥行きを持たせる、これが壱岐焼酎の持ち味だ。

かつて、麦焼酎は麦の特徴が色濃く出るくせの強い焼酎だったため、あまり一般的に飲まれることはありませんでした。
蒸留や貯蔵の技術の進歩により、飲みやすい麦焼酎が生まれ、現在のように広く飲まれるようになったそうだ。

黒糖焼酎

奄美地方でお酒といえば黒糖焼酎をさすそうだ。
方言では「セエ」と呼ばれています。
そんな「セエ」について今日はお話いたします。

焼酎の由来を皆さんはご存知ですか?
焼酎は今から約500年前にシャムから沖縄に伝えられたとされています。
その後、奄美諸島に伝来し、製法技術に改良工夫を重ねて、現在の本格黒糖焼酎が生まれました。
奄美諸島が戦後、アメリカから返還されていたときに、奄美の主要農産物である黒糖を使って焼酎を製造していた実績が評価されて、黒糖を原料にした酒類製造は酒税法で奄美諸島だけに認められたそうだ。

「セエ」は旧暦10月ころから仕込みが始まります。
島全体が甘い香りに包まれ、今年もよいセエができますように、と人々は祈り、この季節を温かく迎えます。
大切に守り続けられてきた黒糖焼酎は自然とともにあるすばらしさを私たちに語りかけてきます。

黒糖焼酎には、ショ糖、ブドウ糖、果糖などが含まれています。
そのほかにも、カルシウム、カリウム、ビタミンB、ミネラルなどが含まれており、黒糖焼酎が健康によいといわれるゆえんとなっている。
体力の維持増進や抗ストレス性、虫歯の減少効果などが認められています。また、寿命の延長にも効果があることでも知られています。
奄美の人が長生きなのは黒糖焼酎を飲んでいるからかもしれませんね。

黒糖焼酎の飲み方もお湯割り、オンザロック、カクテルなど色々楽しめます。
天然のアルコールなので、お湯で割っても風味や香りはそのまま、ロックで飲むときりっとした冷たさで、本物の風味がストレートに味わえます。

焼酎ランキング

今回は、焼酎ランキングベスト5をお届けします。

◆第5位 麦焼酎 小野屋(おのや)

小野屋の一番の特徴はその濾過方法だ。
大分県産ハダカ麦を100%使用した焼酎、そのハダカ麦の香ばしい香りを損なわないために、「手漉き濾過」を行っています。
通常の濾過の場合、原料の旨みの多くが一緒に取り除かれてしまいますが、原酒の上澄みに浮く油を丹念にひしゃくですくって布でこす、この手間のかかる「手漉き濾過」を行うことで、ハダカ麦の香ばしい香りと濃厚な味わいを損なうことなく焼酎を完成させることができます。


◆第4位 須木紫(すきむらさき) すき酒造(株)

宮崎県須木村は熊本県との県境にある、きれいな水と緑に囲まれた蔵だ。
杜氏の方が一人で製造から瓶詰めまでしているため、年間生産石高はわずか200石。
そんな貴重なお酒がランクインしました。
紅紫芋を使っており、とても香りが良く、また、ワインのような風味で甘く、さわやかで、スッキリとした飲み心地に仕上がっています。


◆第3位 明るい農村 赤芋仕込み 霧島町蒸留所

その名のとおり、仕込みに綾紫芋を使用しました。
綾紫は文字通り、赤紫色をしています。赤芋は何かと話題のポリフェノールを豊富に含んでいます。
この赤芋を使うことでフルーティーな香りを実現しており、やさしい甘さ、すっきりした飲み口の焼酎に仕上がっています。


◆第2位 英祢成兼

鹿児島県阿久根市は、平安時代「英祢院(あくねいん)」と呼ばれる荘園でした。
その土地の院司「神崎太郎成兼」が「英祢」氏を名乗っており「英祢成兼」の名前の由来となっている。
焼酎の華やかで甘みのある香りが印象的で、女性の方にもおすすめしたい芋焼酎だ。


◆第1位 明るい農村 霧島町蒸留所

栄えある第1位に選ばれたのが「明るい農村」だ。
第3位の赤芋仕込と同様に霧島町蒸留所で造られています。
黒麹と白麹の原酒をブレンドして、コクとキレの良さを追求しています。
ふくよかでほんのり甘い香りが広がり、のど越しもとてもよいだ。
深いコクと余韻を楽しめる逸品だ。

焼酎回廊

焼酎もプレミアがついているものもあり、入手するのに苦労している人も多いのでは。
そんなときにお勧めのサイトが「焼酎回廊」だ。
魔王、森伊蔵、村尾、佐藤、百年の孤独、一どん、伊佐美などのプレミア焼酎を定価で買うための方法を紹介しているサイトだ。
たとえば、森伊蔵の場合は、電話による抽選販売に申し込む、店頭での抽選販売に応募するといった情報が掲載されており、販売店の連絡先の一覧を入手することができます。
また、プレミア焼酎についてだけでなく、定価販売店のデータベースや焼酎人気投票など、役立つ情報が豊富に掲載されています。
チャットや掲示板も併設されており、気軽に質問でき、焼酎仲間も増えるかもしれませんよ。

また、こういったサイト以外でも、楽天などで検索すればある程度は希望のお酒を手に入れることはできます。
楽天ではアウトレット商品、つまり箱が少しつぶれていたり、ラベルが汚れていたりなど、正規に店頭に並べられない商品(もちろん中身は正規商品とまったく変わりません)が売られていることもあるので、安く希望のお酒を入手することが出来ます。

オークションなどでも販売されていることもあります。楽天では手に入りにくいプレミア商品が売られていることもあるので、こちらもチェックしてみると思わぬお宝が手に入るかもしれません。
特に森伊蔵ほどのプレミアがついているものは、楽天では売り切れていることがしばしばあるので、オークションをチェックしてみる必要があります。

おすすめ焼酎

焼酎ブームが続いており、本格焼酎は全体的に品薄状態が続いているようだ。
ほとんどの商品が蔵元割り当てのため、入荷できる量に限りがあります。
そんな入荷困難な本格焼酎から、今日は芋焼酎を4点、ご紹介いたします。
巷ではプレミアムがつくほど入手困難なため、見かけたらぜひお試しください。

◆薩摩の風
あの有名な「魔王」を誕生させた杜氏が造った本格芋焼酎だ。
焼酎といえば、独特の臭みが苦手な方もいらっしゃると思いますが、この「薩摩の風」はその独特の臭みを抑え、自然な甘味とコクを引き出すことに成功した貯蔵熟成焼酎だ。

◆海王
35億年前の生物の基礎を育んだといわれる温泉水「寿鶴」を用いて丹念に造られた逸品だ。
ほのかな甘味と豊かな香りが特徴だ。また、口当たりがやわらかく、新しいタイプの本格焼酎として注目を集めています。

◆さつまの海
平成15年酒造年度鹿児島本格焼酎鑑評会に出品され、優等賞第一位を受賞した芋焼酎だ。
原料の選別から仕込みの温度管理、蒸留の細かい調節まで試行錯誤を繰り返した結果、上品な芋の香りと甘味、おだやかでキレのよい味わいの逸品に仕上がっています。

◆くじら
その名のとおり、雄大で全てを包み込むようなやさしさと力強さを持ち合わせた逸品だ。
コガネセンネン・白麹を用いて、常圧蒸留で造られています。
口に含むと若干の辛さがありますが、その後で芋のコクのある甘さが口中に広がります。
焼酎の入門編的な逸品だ。

焼酎魔王

本格芋焼酎の魔王についてある酒屋さんのエピソードを紹介致します。

今から10数年前に第二次焼酎ブームが起こったのを記憶している方も多いのでは。
このとき、ブームとなったのは麦焼酎。「いいちこ」「二階堂」など飲みやすい麦焼酎は酒屋さんでも品薄で大変だったそうだ。
麦がブームの時だからこそ芋の焼酎を売ってみようと考えた酒屋さんは「魔王」という当時見たことも飲んだこともない銘柄を売ることにしたそうだ。
なんでもインパクトのある名前で面白そうだったからというので決めたのだそうだ。

ところで焼酎蔵元の代表は女性が多いのをご存じですか?
この酒屋さんが最初に電話した魔王の蔵元の社長さんも女性だったそうだ。
何でも、電話に出たとき、おばあさまが対応してくださって、会社の方はおられますか?と訊くと、私が社長です、と言われびっくりしたそうだ。

当時、芋焼酎は臭くて飲めないと敬遠する方も多く、何ヶ月経っても売れなかったそうだ。
やっとあるお客様から贈答品として焼酎を届けてくださいと注文を受け、喜んで届けたのに、お届け先から芋焼酎は臭いから飲めないので宝焼酎に取り替えてくれと言われ、取り替えたこともあったそうだ。

それでもいつか「魔王」の良さを分かってくれるだろうと試飲をしてもらって、5、6年経ってやっと売れ始めたとのことだ。
そして第三次焼酎ブームを迎え、「魔王」も知名度が一気にアップし、酒屋さんから消えることも多くなったそうだ。

芋焼酎

今日は芋・米焼酎を紹介いたします。

1つ目は「島美人」。
鹿児島県の南西諸島、沖の島・長島にある5つの蔵元の焼酎をブレンドして造られています。
それぞれの伝承の技が合わさって造られた島美人。
何でも、島(世)の男性にいつまでも愛されることを願って、島美人と命名されたそうだ。
まさにいつまでも愛されるようにという願いの通り、甘口でまろやかな飲み口は癖が無く、いつまでも飽きずに飲める焼酎だ。

2つ目は「桜島」。
南薩摩のとれたてのサツマイモを黒麹で丹念に仕込んだ一品だ。
その名にふさわしく、春に咲く桜のように華やかで美しい味わいが楽しめます。
やきいもを思わせる香ばしさと濃厚な甘さと旨さを持ち合わせており、黒麹の特長を最大限に活かした本格的な一品だ。

最後に紹介するのは、「黒伊佐錦」。
伊佐錦は白麹を使用していますが、この黒伊佐錦は文字通り、黒麹を使用しています。
白麹は温度管理が簡単で、作業性が良く、刺激臭も少ないということで醸造作業に携わる人にとってはとてもありがたい麹だ。
しかし、黒麹独特のコク、甘みなどが捨てがたく、製造技術の発達によってより安定した麹作りができる要になった現在、改めて黒麹の特性が見直されはじめています。
黒伊佐錦自体は、新鮮な鹿児島県産サツマイモと自然の地下水を利用し、黒麹特有の濃厚な香り、ほんのりとした甘みを持ったやわらかい口当たりの焼酎に仕上がっています。

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